岡山市文化芸術活動支援『文化の灯を消さない!プロジェクト2021』
「地域文化と映画」シンポジウム
国際的に注目を集める映画監督と
第77回 ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞作品プロデューサーが
「地域文化と映画」についてのシンポジウムを岡山で開催。
近年、岡山では晴れの国のイメージを活用し、映画ロケ誘致に力を入れるなど、制作支援について積極的な活動を行っている。しかし、シネマコンプレックスのスクリーン数が増加する一方で、全国的な傾向として多様に広がる映画世界に触れる機会は確実に減ってきている。そうした中、大作も勿論、独自のプログラムで個性豊かな映画群の上映を行っている岡山メルパにて、次世代に多様な文化を体験してもらうと共に、地方がもつ文化について考えていただく機会として、仏ナント三大陸映画祭で最高賞の「金の気球賞」と「若い審査員賞」をダブル受賞するなど、気鋭の日本人映画監督として国際的な注目を集める深田晃司監督と、第77回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞、蒼井優主演、黒沢清監督作品『スパイの妻』の映画プロデューサーでもあり、地域創生プロジェクトやクライミングを通じた瀬戸内エリアのブランディングなども手掛けるプロデューサー岡本英之氏をお招きし、地方や地域での映画制作への思いや、多様な映画がもたらす公共的な価値、地域の魅力発信を行うためのコンテンツ制作についてお話いただきます。
開催概要
岡山市文化芸術活動支援『文化の灯を消さない!プロジェクト2021』
「地域文化と映画」シンポジウム
<開催日>
2021年12月7日(火)
<開催時間>
19:30〜21:00(予定)
<会場>
岡山メルパ
(岡山県岡山市北区駅前町1丁目4-23)
<登壇者>
・深田晃司(映画監督)
・岡本英之(映画プロデューサー)
<内容>
■上映会:深田監督短編作品上映(30分程度)
■シンポジウム:深田晃司、岡本英之(60分程度)
<上映作品>
・ジェファソンの東(21分)
・鳥(仮)(7分)
<入場料>
500円(税込)
小学生以下・65歳以上 無料
<お問い合わせ先>
一般社団法人デスティネーションせとうち
dsetouchi@gmail.com
小林(コバヤシ)
<主催>
特定非営利活動法人ENNOVA OKAYAMA
<共催>
一般社団法人デスティネーションせとうち
<協力>
岡山メルパ、福武観光株式会社
登壇者プロフィール
深田 晃司 / 映画監督
1980年生まれ、東京都出身。99年、映画美学校フィクションコースに入 学、長・短編3本を自主制作。2001年、自主映画「椅子」で初メガホンをとる。 05年から平田オリザ主宰の劇団「青年団」の演出部に所属し、その一方で自主映画も監督する。中編映画「ざくろ屋敷 バルザック『人間喜劇』より」06年、長編「東京人間喜劇」09年を経て、 10年の「歓待」で東京国際映画祭の日本映画「ある視点」部門作品賞、プチョン国際映画祭最優 秀アジア映画賞を受賞。続く二階堂ふみ主演の「ほとりの朔子」13年では、ナント三大陸映画祭グランプリ&若い審査員賞をダブル受賞し、気鋭の 日本人監督として国際的に注目を集める。世界初の人間&アンドロイド共演 映画「さようなら」15年公開し、マドリード国際映画祭にてディアス・デ・シネ最優秀作品賞受賞。「淵に立つ」16年が第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査委員賞受賞。18年、『海を駆ける』公開。フランス 芸術文化勲「シュバリエ」受勲。
著書に小説「淵に立つ」(16年)、小説「海を駆ける」(18年)。現在、特定非営利活動法人独立映画鍋の共同代表理事を務める。
多様な映画がもたらす公共的な価値を社会に伝える活動を行っている。
岡本 英之 / 映画プロデューサー
1979年生まれ。岡山県玉野市出身。プロデューサーとして映画製作から出版、メディア運営まで幅広く手掛ける。主な映画作品に染谷将太主演、濱口竜介監督作品『不気味なものの肌に触れる』、『ハッピーアワー』、第77回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞、蒼井優主演、黒沢清監督作品『スパイの妻』など。地方創生プロジェクト「マチビト」のプロデューサーとして、クライミングを通じた瀬戸内エリアでのブランディング事業、複合フェスティバル「瀬戸内JAM」を企画・運営するなど、地域プロデュースにも取り組んでいる。『スパイの妻』で、第25回新藤兼人賞プロデューサー賞、第45回エランドール賞プ ロデューサー奨励賞を受賞。
地域での映画作りや、地域の魅力発信を行うためのコンテンツ制作についてお話いただく。
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