瀬戸際世界芸術祭
開催日 : 2013年11月3日(日)
会 場 : 旧内山下小学校 (岡山市北区丸の内1-2-12)
「タイトルは、
洒落で思いついたことは否定しません」
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本年度、瀬戸内において
「瀬戸内国際芸術祭」が開催されております。
春、夏、秋と期間が区切られての開催で、
今年は1 0 0万人以上の人手が
見込まれているようです。
この賑わいを岡山市内へ繋げたい、
という思いからこの企画を考えました。
いうまでもなく中心市街地の衰退ぶりには
目を覆うものがあります。
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来年に控えるイオンモール出店など、
とりわけ表町を中心としたカルチャーゾーンの賑わいへの仕掛けづくりを
いかに考えるのか?
まさに、
マチナカは【瀬戸際】に立たされているのではないでしょうか?
私自身が思う【瀬戸際】のひとつに「障がい者を取り巻く環境」を思います。
私には知的障がいを持つ子どもがおりますが、
当事者となることで初めて気づいた、
発達障がいとされる子供達や不登校児の多さ、
成人期の就労課題、
またケアする人へのケアの場が絶対的に足りないという事実。
「瀬戸際世界芸術祭」というタイトルは
洒落で思いついたことは否定しません。
しかし、今こそこの【際】に潜む人びと
【際】に立たされている地域の本来の力を
アートにより明らかにしていかなければなりません。
今回、皆様にご紹介したい2団体は、
その【瀬戸際】にある障がい福祉の世界から、
音楽・演劇という表現で、様々なボーダーライン
(誤解や偏見、福祉を取り巻く固定概念)を飛び超え、
新しい【世界】を作り出している方々です。
なんでもないマチナカの日常において、
ハッ!とする瞬間を、衝動を、私自身一番愉しみにしております。
瀬戸際世界芸術祭実行委員 森山幸治。
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瀬戸際世界芸術祭
開催概要
開催日: 2013年11月3日(日)
会 場: 旧内山下小学校(岡山市北区丸の内1-2-12)
アクセス: JR「岡山駅」から西へ1.3キロメートル(徒歩約15分)
・・・・・市内路面電車 東山線「城下(しろした)」下車すぐ
・・・・・お車の方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。
時 間: 【第1部】 14:00開場 15:00開演 18:00閉演
【第2部】 18:30開場 19:00開演 21:00閉演
入場料: 【第1部】 前売 2,500円 / 当日 3,000円
【第2部】 前売 1,500円 / 当日 2,000円
・・・・.【第1部・第2部 通しチケット】 3,000円
※小学生以下は入場無料
※障害者手帳・療育手帳の提示で一律1000円
構 成: 【第1部】
・演劇パフォーミングユニット「くらっぷ」公演
・音パフォーマンス「OTTO&ORABU」ライブ
・・・・.【第2部】シンポジウム
F-POP創造会議!! ~街と福祉とアートが生み出すシンセカイとは?~
<司会進行>
堀 潤(8bitNews)
<登壇者>
福森 伸(知的障害者支援施設しょうぶ学園施設長/工房しょうぶ主宰)
もりなが まこと(パフォーミングユニット「くらっぷ」主宰)
坂口 修一郎(ミュージシャン/プロデューサー)
田野 智子(NPO法人ハート・アート・おかやま代表理事)
虫明 淑子(中仙道幼稚園副園長/岡山大学教育学研究科大学院生)
勢村 真理(就労支援コーディネーター)
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[ チケット取扱 ]
・・・ローソンチケット : 第1部(Lコード:68300)第2部(Lコード:68301)
・・・・・・・・・・・・,第1部・第2部通しチケット(Lコード:68302)
・・・ぎんざやプレイガイド(岡山市北区表町1-10-35)
・・・サウダーヂな夜/城下公会堂(岡山市北区天神町10-16)
[ お問合せ ]
瀬戸際世界芸術祭実行委員会
・電話 086-237-1000
・メール info@saudade-ent.com
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特設サイトなどのご案内
「瀬戸際世界芸術祭」の詳細情報や最新・追加情報などは、
下記の特設サイトなどで配信しております。
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【第1部】
演劇 パフォーミングユニット「くらっぷ」
2004年、奈良県の福祉施設のデイサービスで、
知的ハンディのある人たちともりながまことが
演劇をつくりはじめたことからスタートした演劇創作グループ。
2005年に大阪心斎橋にある小劇場ウィングフィールドで
カフカの『掟の門』を発表。
2006年にはゲーテの『ファウスト』を上演。
2009年に発表したベケットの『ゴトーを待ちながら』は、
2010年9月に鳥取県で開催された取りの演劇祭3でも上演され話題を呼んだ。
翌年の2011年9月には同演劇祭で芥川龍之介の『羅生門』を上演。
意欲的に作品を発表し続けている。
舞台上はすべて知的ハンディのある俳優のみで構成されており、
ハンディを障害とせず、個性として捉え、
人間の多様性や存在の可能性を
難解なテキストから独自の作製法で提示し続けている。
2012年8月から独立した劇団として、奈良を拠点に活動している。
関連リンク
- facebook:パフォーミングユニット「くらっぷ」
- facebook:「くらっぷ」主宰もりながまことさん
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音パフォーマンス「OTTO & ORABU」
「otto」(オット)は、2001年に民族楽器を中心に
鹿児島市にある障がい者支援施設しょうぶ学園で結成したパーカッショングループ。
足並みが揃わない頑強にずれる音、
パワーのある、不規則な音が自由に、
そして純粋に楽しくセッションすることによって、心地よい不揃いの音を生みだす。
また、ヴォイスグループ「orabu」(オラブ=鹿児島弁で「叫ぶ」の意)は、
叫びのコーラス。
「otto」のリズムと「orabu」の叫びが絶妙なコラボレーション空間をつくる。
広末涼子が出演するアパレルブランド
「niko and…」(ニコアンド)のCMで使用されるなど、
ジャンルを超えて音楽の新しい可能性を拡げている。
関連リンク
- 「工房しょうぶ」オフィシャルサイト:工房しょうぶ
- しょうぶ学園のパーカッションバンド「Otto & Orabu」Live映像:2011年、2010年
- otto & orabu PV for IMS Live 2013/3/9 :2013年
- greens.jpでの紹介記事:福森伸さんインタヴュー
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【第2部】シンポジウム
F-POP創造会議!!
~街と福祉とアートが生み出すシンセカイとは?~
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司会進行:堀 潤(8bitNews)
1977年、兵庫県生まれ。立教大学・文学部ドイツ文学科卒業後、2001年にアナウンサーとしてNHKに入社。
原発事故報道に関する同局の報道姿勢に疑問を持ち、2013年3月末をもって退社。
現在はパブリック・ジャーナリズムへの取り組みの一環として「8bitNews」を手がけるなど、新たなメディアの形を求めて活動中。
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[ 登壇者 ]
福森 伸
1959年鹿児島県生まれ。知的障害者支援施設、しょうぶ学園施設長/工房しょうぶ主宰。日本体育大学卒。
1983年より障害者支援施設「しょうぶ学園」に勤務。木材工芸デザインを独学し、「工房しょうぶ」を設立。特に
2000年頃より縫うことにこだわってプロデュースした「nui project」は、アメリカ他日本各地で作品が高く評価されている。また、音パフォーマンス
「otto&orabu」・家具プロジェクト・食空間コーディネイトなど「衣食住+コミュニケーション」をコンセプトに、工芸・芸術・音楽等、新しい「SHOBU STYLE」として、知的障害をもつ人のさまざまな表現活動を通じて多岐にわたる社会とのコミュニケート活動をプロデュースしている。
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もりなが まこと
1969年大阪府大阪市生まれ。現在は奈良県生駒市在住。
16歳から演劇を始め、1990年に大阪で劇団「芽の気象(めぐみのきしょう)」を旗揚げ、主宰。戯曲の執筆と演出を担当。一貫してひとり芝居の作品を発表し続ける。奈良に活動拠点を移し、劇団解散後も自作自演で作品を発表し続けていた頃に知的ハンディのある人たちと、その美術作品に触れ、豊かな個性に魅せられながら、「障害のある人のためのリハビリとかではなく、この人たちと一緒に本気で演劇をつくりたい」と思いはじめてしまう。2004年よりデイサービスで始まった演劇ワークショップ(くらっぷ)のようなものをキッカケにそれをしてしまう。以後、2013年現在に至るまで、くらっぷの演出を担当している。
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坂口 修一郎
1971年鹿児島生まれ。ミュージシャン/プロデューサー、Landscape Products所属。GOOD NEIGHBORS JAMBOREE主宰。1993年無国籍楽団Double Famous結成。音楽活動の一方プロデューサーとして代官山UNITの設立に参加。2010年鹿児島にクロスカルチャーな野外イベントGOOD NEIGHBORS JAMBOREEを立ち上げる。東日本大震災後には緊急支援で来日したジェーン・バーキンのサポートバンドをコーディネイトしワールドツアーに参加。現在ではLandscape Products所属し全国規模で様々なジャンルを越境したイベントのプロデュースに携わっている。
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田野 智子
NPO法人ハート・アート・おかやま代表理事。愛媛県松山市生まれ。小学校教諭を経て、岡山県吉備の里能力開発センターのシステム開発にかかわる。表現を通して個々の可能性と社会との接点を見出そうと、1999年NPOの前身の団体を起こし現在に至る。2012年度は、明治初期に咸宜園で学び、帰郷し地域教育に携わった池上泰川の研究、岡山市内の廃校での文化祭を計画中。編著として「アートリンク・プロジェクト」など。讀賣プルデンシャル福祉文化賞奨励賞、日本美術教育学会奨励賞など受賞。川崎医療福祉大学非常勤講師。2013年は「高松アートリンク・プロジェクト」を実施中。
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虫明 淑子
岡山市生まれ。白百合女子大学文学部卒。東京都内の幼稚園に勤務し、退職後は千葉で専業主婦となり、2児を育てる。新たな幼稚園設立にあたり帰岡、働く母となる。現在、中仙道幼稚園副園長、岡山大学教育学研究科大学院生。次世代を担う子どもたちのよりよい育ちにつなげたいと、芸術や教育分野にかかわる人たちと共にecole(エコル)を立ち上げ、ワークショップなど展開中。
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勢村 真理
1994年社会福祉法人旭川荘に就職。障害者支援施設に18年間勤務し、知的障害者の支援に携わる。現在、岡山県内の支援学校にて就労支援コーディネーターとして勤務。音楽と人と美味しい食べ物が大好きであちらこちらに出没する40歳。瀬戸際世界芸術祭実行委員。
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[ ご協力のお願い ]
「クラウドファンディング」という言葉を
ご存知でしょうか?
これは、
社会に新しい体験・価値観をもたらす
創造的なプロジェクトや共感する企画やアイデアに対して
寄付というカタチで実現を応援することができる
プラットフォームなのです。
この度開催する「瀬戸際世界芸術際」の実施に関して
共感してくださるみなさまのお力をお借りし
運営を支えていただければ、という思いで
実施させていただくことにいたしました。
応援していただくカタチも
3パターンから選んでいただくことができ、
それぞれの応援方法に応じて
特製Tシャツや通しチケットなどの特典も付きます!
ご来場をお考えのみなさま。
こちらのサイトも併せてご確認いただき
ご協力いただけると幸いです。
どうぞよろしくお願い致します!
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